
コインチェック(Coincheck)が仮想通貨Quantum(QTUM/クアンタム)を取り扱い開始へ!爆上げなるか!?概要と今後を徹底考察!
どうも、ユウタです。
国内最大級の仮想通貨取引所である「コインチェック」が新たに仮想通貨「Quantum(QTUM:クアンタム)」の取り扱いを開始することを発表しましたね。
ちなみに公式の発表で3月12日から取り扱いが始まることが発表されました。
コインチェックで上場されたコインは過去にMONAが高騰するなど、かなり注目を集めるイベントなのでワクワクしますね。
はたして、爆上げするのでしょうか?
今日はアルトコインのQTUMについて解説し、今後どうなるのかを徹底考察してみました。
仮想通貨QTUMとは
仮想通貨QTUM(Quantum/クアンタム)というのは、かなり簡単に説明すると「ビットコインとイーサリアムの良いとこどりをした通貨」だと言われてます。
Qtumは2016年12月にQtum財団の「オープンソース・ブロックチェーンプロジェクト」で開発された仮想通貨です。
その独自技術によってビットコインの「安全性が高い残高確認方式」とイーサリアムの「スマートコントラクト(契約の自動化)」を実装することができ、ビットコインとイーサリアムの長所が混ざった仮想通貨と言われています。
また、決済機能だけではなくて「分散型アプリケーションプラットフォーム(Dapps)」としての機能も備えています。
(※米Googleや米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)とのパートナーシップを締結しています。)
QTUM基本情報
QTUMの基本情報はこちらです。
- 通貨名(通貨単位):QTUM(QTUM)
- 発行枚数上限:51,000,000 枚(1億QTUM発行後1%ずつ増加)
- アルゴリズム:Pos(proof of stake)
- 公開日:2016年12月19日
- 公式サイト:https://qtum.org/
- ホワイトペーパー:https://qtum.org/en/white-papers
- コインチェック上場日:3月12日
ICO
仮想通貨QTUMは計画段階から多くの投資家が期待していて、ICOでは約10億円以上の資金調達に成功したプロジェクトとなってます。
2016年の3月にプロジェクトを開始、2017年の3月にICOをローンチ、10月にメインネットを立ち上げ独自のブロックチェーンとなりました。
クアンタムの特徴
QTUMの特徴は「ブロックチェーンの安全性」と「スマートコントラクト(自動契約)」の同居を実現するオープンソースプロジェクトです。
(※オープンソースとは、不特定多数の人が自由に編集やソフト作成に使えるように公開しているソースのことです。)
ちなみに、スマートコントラクトは決済だけでなく様々なプログラムを実行するためのコードとしても機能します。
開発者であるPatrick Dai氏はクオンタムについて下記のように述べています。
「ビットコインは簡単なスクリプト言語で構成されているので、できることに限界があり、決済手段の目的で使用されています。
対して、イーサリアムは様々な機能の使用が可能ですが、ビットコインほど安定性がありません。
しかし、Qtumは安定性と安全で機能性のあるプラットフォームなのでビットコインとイーサリアムの良いとこ取りとなっています。」
AAL(アカウントアブストラクトレイヤー/Account Abstract Layer)
Qtumはイーサリアムのスマートコントラクト技術とセキュリティが優れた「UTXO」を結び付けた「アカウントアブストラクトレイヤ(Account Abstract Layer)」を採用しています。
「UTXO(Unspent Transaction Output)」は取引したデータのみに基づいて残高を計算していく仕組みとなってます。
なので、イーサリアムのように同じスマートコントラクトを実装していても全てのデータを処理する必要がなく、自分の取引データのみを処理するだけでいいので、高速に動作することができます。
イーサリアムのスマートコントラクトはブロックチェーン(イーサリアム)全体をダウンロードする必要があり、容量的にとても重たい為に高速の動作が出来ません。
この仕組みとしては、簡単に言うと「ビットコインのブロックチェーン上に仮想のパソコンを作り、そこでイーサリアムのスマートコントラクトを動かす仕組み」となっています。
これによって、ビットコインとイーサリアムの両方のメリットを発揮することができるのです。
PoS(Proof of Stake)
コンセンサスアルゴリズム(取引承認)には「Proof of Stake」を採用しています。
別の取引承認方式を採用しているビットコインでは一部のマイナー(取引を承認する人)によってマイニング市場が独占されやすいことが問題視されてます。
しかし、このProof of Stakeは市場独占問題を解決すると言われている方式で、マイニングする人が通貨の保有量と期間での抽選ベースとなっています。
なので、特定のマイナーたちに独占される可能性が低く済み、取引の遅さも解消することができます。
ライトウォレット
QTUMはライトウォレットを採用していて、これは既存のウォレットと比べてデータ量が少なく「軽いウォレット」と言われています。
既存のウォレットは全取引データを保存している仕組みでしたが、ライトウォレットは自分の関わる取引データのみを保存する仕組みになってます。
なので、スマホなど小さな端末でも簡単にウォレットを使えるようになってます。
ちなみにイーサリアムの公式ウォレットはとても重いので、QTUMはかなり便利なシステムとなっています。
QTUMの公式ウォレット
クアンタム(QTUM)は「Qtum Core」という公式ウォレットがリリースされていて、デスクトップまたはモバイル端末のウォレットとなってます。
その他にもQTUMに対応しているウォレットは下記になります。
- Qtum Core
- Qtum Electrum
- Trust wallet
- Bitpie
- 他13種類
- Trezor
- Ledger Nano S
トークンスワップ
Qtumのトークンスワップとは旧Qtum(ERC 20トークン)と現Qtum(Qtumメインネットのトークン)を交換することを意味しています。
Yunbiの閉鎖
中国の取引所「Yunbi」が閉鎖されたことで、よってQTUMトークンの取り戻しが不可能になった方がいるそうです。
コインの回収ができるかどうかは現在もアナウンスがない状態となっているので、今後のアナウンスが待たれますが、ほとんどのユーザーは期待していないでしょうね。
弱点について
仮想通貨クアンタムはビットコインとイーサリアムの両方の特徴を持っているので、この2つの通貨の値動きに引きずられる可能性があります。
独自トークンとしては他の通貨に影響を受けるコインはあまり好まれません。
例えば、ビットやイーサが今後新しいハードウォーク(分裂)を行った場合には、かなりの影響を受けると言われています。
また、Qtumは中国のEC最大手である「アリババ」のPatrick Daiが共同創業者なので中国と強いパイプを持っています。
しかし、現在の中国は自国の通貨である「人民元」を守るために、BTCなどの仮想通貨を締め出そうとする動きを見せています。
なので、必ずしも安心なアルトコインであるとは言えないのです。
中国との関係性
Qtumは中国との繋がりがとても強い通貨で、習近平のブロックチェーン推進宣言によって、もし仮想通貨に本格参集すれば追い風が吹く可能性はあります。
ただし、あくまで「人民元のデジタル化」など自国の通貨を優遇する狙いがあるので、リスクも十分にあるでしょう。
しかしながら、中国がBTCなどを規制に走っているのは自国での統制を進めるためであり、中国の富裕層に一定の需要があるので仮想通貨に本格参入する可能性が十分あります。
要するに、自国で管理統制できるなら仮想通貨自体は容認する可能性があるという事なのです。
上場時期
コインチェックは仮想通貨交換所Coincheckにて仮想通貨Qtum(クアンタム)を新たに上場することを発表し、3月12日から取り扱いを開始することを発表しました。
ちなみに、国内の仮想通貨交換所でQTUMの上場は初めてになります。
取り扱い開始後はCoincheckのアプリ版・WEB版にてQTUMの送受金と売買が可能になり「Coincheck貸仮想通貨」にも対応するそうです。
今までのチャート
3月9日現在までのチャートは下降傾向となっていて、現在は約243円付近を推移しています。
過去の値動きとしては、中国取引所Yunbiが閉鎖された時期に急落しましたが仮想通貨バブル崩壊前の2018年1月ごろには過去最高値となる11,300円をマークしました。
しかし、その後は下落が止まらずに今も低調な値動きとなっています。
今後・将来性について
QTUMには高い技術力が備わっていて、仮想通貨市場全体の規模拡大と共に値上がりする可能性が十分いあると思われてます。
ただ、コインチェックに上場してもすぐに爆上げする感触が今のところないので、長期的にロングでポジションを取るのがオススメですね。
バイナンスでしたら今でも買うことができるので、仕込みたい方は今のうちに買っておきましょう。
急騰すれば反落のリスクがかなり高いので、早めに利確したほうがいいですね。
このコインは元々ビジネス志向のプラットフォームとして作られたので、ビジネスや企業向けの需要は高まると思われます。
現在購入できる取引所
Quantum(クアンタム/QTUM)を2020年3月9日現在取り扱っている主な取引所は下記です。
- BINANCE(バイナンス)
- Bittrex(ビットレックス)
まとめ
個人的には、爆上げすればラッキーくらいの気持ちで、保有しておいても面白いと思いますよ。
QTUM自体は面白いプロジェクトなので、長期的にも期待はできますが慎重に行きたい人は様子見でもいいと思います。
今後も何かクオンタムの情報が入り次第配信しますね。